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スタッドレスだけで本当に大丈夫?チェーン規制に備えるタイヤチェーンの選び方

10 分で読めますPUBLISHED 2025/12/07
##タイヤチェーン#スタッドレス#チェーン規制

「スタッドレスタイヤを履いているから大丈夫」と油断していると、チェーン規制で通行止めに引っかかってしまうことがあります。ここでは金属チェーン、ゴム・樹脂チェーン、布製チェーンの違いと、それぞれの向き不向き、編集部おすすめアイテムを解説します。

GUIDE OUTLINE

このガイドは、「ガイド」 に関する基本的な考え方や、順番を整理するためのメモです。細かい 数字の比較というよりも、「まずここから押さえておくと楽」という 目線で構成しています。

年は大雪による立ち往生事故を防ぐため、特定区間で「チェーン規制」が実施されるケースが増えています。スタッドレスタイヤを履いていても、チェーンを装着していない車は通行できない場合があるため、冬に山間部や高速道路を使う人はチェーンの準備がほぼ必須になりつつあります。

1. チェーン規制とは何か

チェーン規制は、大雪などで路面状況が極端に悪化した際に、スリップ事故や立ち往生を防ぐ目的で行われる交通規制です。規制区間では「チェーン装着車以外通行止め」となり、スタッドレスタイヤのみでは通れません。

・スタッドレスでもチェーン未装着なら通行不可 ・規制区間は事前に発表されることもあるが、当日の天候で急に変わることもある ・チェーン未装着で進入すると、途中で引き返すことになり大きな時間ロスになる

万一の時に備えて、一本は自分の車に合ったチェーンを積んでおくと安心です。

2. 金属チェーン、ゴム・樹脂チェーン、布製チェーンの違い

タイヤチェーンは大きく分けて次の3種類があります。

・金属チェーン もっとも昔からあるタイプで、雪や氷の路面に噛み込む力は抜群です。その一方で、乗り心地がややゴツゴツし、乾いた路面を長く走るとタイヤを傷めやすいという弱点があります。

・ゴム・樹脂(非金属)チェーン 走行時の振動が少なく、装着も比較的簡単なタイプです。最近の主流で、普段あまりチェーンを使わない人でも扱いやすいのがメリットです。

・布製チェーン タイヤにかぶせるように装着するタイプで、何より軽くてコンパクトです。チェーン規制対策として「とりあえず1セット積んでおく」用途に向いていますが、連続走行距離には制限があります。

3. サイズ選びで絶対に確認すべきポイント

チェーン選びで失敗しがちなのがサイズです。「155 65R14」などタイヤ側面に刻印された数字をよく確認してから購入しましょう。

・タイヤ幅(例 155) ・扁平率(例 65) ・ホイール径(例 14)

この3つが対応表に載っていないチェーンは基本的に装着できません。少しでも不安があれば、適合表をよく確認するか、販売店に相談するのが安心です。

4. 編集部おすすめ: 布製タイヤチェーン

チェーン規制対策として、日頃はスタッドレスで走る人にとって扱いやすいのは布製チェーンです。軽くて収納しやすく、短時間でサッと装着できるのが魅力です。

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このタイプは軽量で持ち運びやすく、装着方法も分かりやすい構造になっています。使用後は付属バッグにたたんで収納できるので、マンションの立体駐車場などスペースが限られた環境でも扱いやすいのがメリットです。

5. どの駆動輪に装着すべきか

FF車は前輪、FR車は後輪、4WD車は取扱説明書の指示に従うのが基本です。間違った車輪に装着すると、制動距離が伸びたり、挙動が不安定になったりするため要注意です。

6. 実際に使う前に一度は自宅で練習を

本番でいきなり装着しようとすると、寒さと焦りでうまくいかないことがよくあります。シーズン前に一度、自宅の駐車場で試し装着をしておくと安心です。

・どこからタイヤにかぶせるのか ・車をどのくらい動かせば良いのか ・ジャッキアップは必要か

こうしたポイントを事前に体感しておくだけで、本番のストレスはかなり減らせます。