GUIDE OUTLINE
このガイドは、「ガイド」 に関する基本的な考え方や、順番を整理するためのメモです。細かい 数字の比較というよりも、「まずここから押さえておくと楽」という 目線で構成しています。
なぜ冬の車はあんなに痛いのか
ドアノブに触れた瞬間の鋭い痛み。あの静電気の原因のほとんどは、実は「あなた自身の服の摩擦」で作られています。
運転中、シートと背中が擦れることで体に電気が溜まり、電気を通しやすい金属(ドア)に触れた瞬間に一気に放電されるため「バチッ」となるのです。
グッズ不要!痛くない「降り方」の作法
車から降りる時、次の手順を踏むだけで静電気ショックをほぼ100%防げます。
1. まだシートに座った状態で 2. ドアの金属部分(フレームなど)を素手で掴む 3. 金属を掴んだまま、地面に足を下ろして立つ 4. 最後に手を離してドアを閉める
理由
地面に足を着く前に金属に触れておくことで、体に溜まった電気が「バチッ」とならないスピードでゆっくりと車体〜地面へ逃げていくからです。 お尻を浮かせてからドアに触ると、その瞬間に放電してしまうので、必ず「座ったまま触る」のがポイントです。
乗る時の対策
乗る時は、ドアノブに触れる前に「コンクリートの壁」や「地面」に手のひらで一度タッチしてください。これだけで体から電気が逃げます。
また、キー(鍵)の金属部分を持って、その鍵先でドアに触れる方法も有効です。放電が鍵先で起こるため、指先への痛みはなくなります。
命に関わる「セルフスタンド」の静電気
給油前の「静電気除去シート(黒いパッド)」は絶対にタッチしてください。
ガソリンは揮発性が高く、静電気の小さな火花でも引火して大爆発するリスクがあります。冬場のセルフ給油は、面倒でも必ず「タッチ」を習慣にしましょう。