COLUMN技術・歴史・ブランド

スーパーカーとハイパーカーの違い:どこから“ハイパー”になるのか。

2025/04/089分で読めます
#スーパーカー#ハイパーカー#限定車#フラッグシップ+2
スーパーカーとハイパーカーの違い:どこから“ハイパー”になるのか。

スーパーカー」と「ハイパーカー」の境界線には、明確な公式定義はありません。 それでもクルマ好きの間では、F40やF50、ラ フェラーリ、SF90ストラダーレのようなモデルを 直感的に「ハイパーカー」と呼ぶことが多くあります。

ざっくりと分けるなら、 ・スーパーカー:量産スポーツカーの延長線上にある高性能モデル(例:458イタリア、488GTBなど) ・ハイパーカー:そのブランドの技術・デザイン・価格のすべてが最上位に位置するフラッグシップ(例:F40、F50、ラ フェラーリ、SF90など) と捉えると分かりやすくなります。

F40は創業40周年を記念して作られた「最後のアナログスーパーカー」と呼ばれ、 極端な軽量化とターボパワーで当時の常識を超える性能を実現しました。 F50はF1直系のV12とカーボンモノコックを組み合わせ、『F1マシンにナンバーを付けた』存在として位置づけられています。 ラ フェラーリはハイブリッド技術をフラッグシップに持ち込み、SF90ストラダーレはPHEVと4WDで新時代の頂点像を提示しました。

ハイパーカーに共通する特徴として、 ・ごく限られた台数しか生産されない ・新車価格が非常に高く、中古市場ではさらに高騰しやすい ・その時代の技術を総動員した「ショーケース」的な役割を持つ といったポイントがあります。

一方で、日常的に乗りやすいのは往々にしてV8ミドシップのスーパーカー(458や488)の方です。 「絶対的な頂点をコレクションとして持つか」「日常と非日常の両方で楽しむか」という選び方も、 スーパーカーとハイパーカーの違いを考えるうえで一つの視点になるでしょう。

NEXT READ

RELATED COLUMN

コラム一覧へ